瀬戸弘司の商品レビュー

iPhone 5sとデジタルハリネズミ4.0の撮り比べ/「表現したいものはないけど、表現する」ことについて。

どうもこんにちは、瀬戸弘司(@eguri89)です。
本日YouTube動画で取り上げたトイデジ「デジタルハリネズミ4.0」をポケットに入れて餃子の王将に行ってきました。そのときにiPhone5sと撮り比べをしてみましたのでその写真を貼り付けておくことにします。

iPhone 5s VS デジタルハリネズミ4.0

どうぞご覧ください!

はい、こちらがiPhone 5sのチャーハンです。えーと僕、チャーハン定食を頼んだんです(笑)

そしてこちらがデジタルハリネズミ4.0のチャーハン。カラーモードはノーマルです。心なしかキムチチャーハンですね。

さあメインディッシュの餃子です!こちらはiPhone 5sです!

そしてこちらがデジタルハリネズミ!カラーモードはチャーハンと同じ。さあさあ、見比べてみてどんな感じがしますか?

どっちが勝ってるとかそういうことではない。

どちらが綺麗に撮れてるかって言ったらそりゃあiPhoneですよ。でもデジタルハリネズミは「表現系デジタルカメラ」なんです。どちらがより「表現」しているかといったら、デジタルハリネズミなんですよ!!!綺麗に撮れるだけではダメなんです!

えー妙なことを言ってますね(笑)まあ僕は目の前にあるチャーハンとギョウザを何も考えずに撮っただけなので「表現しようとしたもの」は特にありませんでした。しかしですね、このデジタルハリネズミが吐き出す写真には「表現してみようかなあ…」と思わせる「何か」があるのです。

写真を通して自分の中の柔らかい部分に触れる。

「表現」とは一体なんなのか?難しそうな問いかけですね。いろんな答えがありそうですが、僕は、表現というのは「自分自身を見つめ直すこと」に近いのではないかなあと思います。いきなり「おいお前、表現してみろ!」って言われてもどうしていいかわかりません。何かを表現する前にまず必要なのは「何を表現したいのか考えること」です。

その段階でいろいろ思い悩むわけです。
「自分はいったい何を表現したいのか?」

それが決まった後でないと表現することができません。しかしですね、ここに落とし穴があるんです。「表現したいものが決まってから、表現しよう」とすると、何を表現したいのかわからないまま「表現せずに終わってしまう」パターンが有るんですね。これが一番いけません。

…僕は一体何様なんでしょうか(笑)

「表現したいもの」はないけど、表現する。

とりあえず続けましょう。僕は「表現したいもの」が表現する前に存在する必要は特にないんじゃないかって思ってます。「何かを表現したいから表現する」のではなくて、「とりあえず何もないまま表現してみてあとから自分が表現しようとしていたものに気づく」という流れの方がスリルがあって楽しいなあって思うんです。

そうすると、表現したいものがわからないのにどうやって表現するんだって言われそうですけど、それはもうあれですよ、とにかく手を動かすんです。

誰の言葉か忘れましたが「手が考える」というようなことがあるんです。だから自分の頭は空っぽのままとにかく手を動かしてみる。身体が動いていると自然と頭も回転しはじめて、自分がやっていることにふと意味を見出したりします。そのときになってはじめて、

「わたしはこれが表現したかったんだ!」

という形で気づきが訪れる。

「何気なくギョウザの写真を撮った瞬間、自分の過ごしてきた人生の意味がすべて明らかになる」というような刺激的な体験を求めて僕は駅前に繰り出すわけです、表現系デジタルカメラをポケットに入れてね。

表現「系」であることの意味

いったい誰が言い出したのか知りませんがこの「表現系」という言葉はとってもいいですね。「表現」ではなく「表現系」ですからね。僕はこの意味を勝手に「表現するための場へと連れ出してくれるカメラ」という風に解釈しています。あくまでも表現「系」ですから「表現しろ」とは決して言ってない(笑)

自身は表現の寸前にとどまって、それを手にとった人が「自分が本当に表現したかったものはこれだったんだ!」と発見できるよう後押ししてくれるカメラ、それがデジタルハリネズミ。なんと優しいカメラ。ハリネズミなのに。

手にとってみればわかる

わけのわからないことを言っているように聞こえるかもしれませんが、手にとってみればわかりますよ。「なんか面白いものを撮りたい!」そう思えるんです。

特に多重撮影モードがアツいです。

被写体から距離を離して重ねてみた。
PICT0085

右と左を重ねてみた。
PICT0082

規則的に並ぶ木材と自分。
PICT0076

木橋の上にて。規則的に並ぶ線を交差させて模様にしてみた。
PICT0071

アイデア次第でいろんな写真が撮れます。カメラ自体が60gとたいへん軽いのでいつでも持ち歩いて気になるものを見つけたらどんどん撮っていきたいと思います。

関連記事

  1. 瀬戸弘司の商品レビュー

    ソニーレンズカメラQX100で撮った画像。

    レンズ単体のカメラ、という不思議なスタイルで話題…

  2. 瀬戸弘司の商品レビュー

    YouTuberがアプリを出す時代。

    すごいですね~。個人では日本でトップをひた走るYouTuber…

  3. 瀬戸弘司の商品レビュー

    「薄い財布」と修行僧。

    アブラサスの薄い財布ってご存知ですか?とにかく薄くするために様…

  4. 瀬戸弘司の商品レビュー

    iPad mini用 強化ガラス液晶保護フィルム「GLAS」は本当に強かった。

    僕はこれまで強化ガラスタイプの液晶保護フィルムをつけたことはありま…

コメント

    • もりりん
    • 2013年 10月 12日

    なんか瀬戸さんが深イイ話すると、何て言うのか、ほんわりした気持ちになります笑

      • kojiseto
      • 2013年 10月 13日

      これからも隙を見てこういうこと書いていきたいですね。

    • Yoneda Koichi
    • 2013年 10月 12日

    写真は画質だけじゃないですからね!

      • kojiseto
      • 2013年 10月 13日

      「綺麗に撮ろう」という意気込みがなくなるので肩の力が抜けるんです。

    • Rie Takeshita
    • 2013年 10月 12日

    私は美術の世界の人間で、瀬戸さんの映像には何故かすごくひきつけられていましたが、これを読んで泣けるほど感激してしまいた。私の直感が確信になったよ。

      • kojiseto
      • 2013年 10月 13日

      最近はあまりブログにも書かなくなってしまいましたが、けっこうこういうへんなこと考えながら作ってますよ。

    • ひぃ♥
    • 2013年 10月 13日

    失敗してはいけない、これはこうでなければいけない。という固定概念がいつのまにか体にしみついてしまって、自分で自分に制限をかけ、寄り道や冒険をすることを恐れてしまっている自分に気が付きました。

    私は物作りをしているのですが、これをつくりたい!という物ががなくても何か創りたい!という漠然とした感情が生まれているのは確かなので、とりあえず手を動かしてみる。そうすると、こんなのができた!という喜びと楽しさと発見が。やはり楽しみながら、自由に。というのは大事なんだと思いました。自分が楽しみながらすることで相手にも楽しんでもらえるし喜んでもらえるんですよね、きっと。

    瀬戸さん、いつもhappyとわくわくをありがとうございます(^-^)長々と失礼いたしました。

    • riku6460
    • 2013年 10月 18日

    disqus日本語化してー https://www.google.co.jp/search?q=WordPress+DISQUS+%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E5%8C%96&oq=WordPress+DISQUS+%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E5%8C%96&aqs=chrome..69i57.30361j0j4&sourceid=chrome&espv=210&es_sm=122&ie=UTF-8

    • fuu
    • 2014年 1月 21日

    5sのチャーハン?

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

ARCHIVES

  1. 瀬戸弘司の商品レビュー

    【Canonユーザーに朗報】なんと、Nexus7がEOSの外部モニターになってし…
  2. ブログ

    薄いっ!もはやペラいっ!Appleの時計「iWatch」の動画を見つけたぞっ!
  3. ブログ

    イラレ練習:おじいさんのイラスト
  4. ブログ

    YouTubeに投稿していて、最近評判が良かった動画はこれ。
  5. ブログ

    かわええ…こんなにわかりやすい人見知りのポーズ、初めて見たwww
PAGE TOP